こんにちは。
2匹のシマリスと暮らす「はこじろう」です^^
僕は、シマリスを飼おうと思うまでシマリスがどんな動物で、どんな特徴があるかという事は全く知りませんでした。
でも、いざ「シマリスを飼おう!」と決めると、突然シマリスの情報が目や耳から入ってくる。
そんなことってありますよね?
【意識していることほど、関係している情報が自分に舞い込んでくるようになる】
このような状態のことを心理学用語で【カラーバス効果】と呼ぶそうです^^
「赤い車が欲しい」
と思ったら急に「赤い車」が目にとまる。。
とか、そういうことですね♪
まさに、僕も「シマリス」というワードを意識した途端、シマリス情報が色々な場所から飛び込んでくるようになりました^^
それはもちろん「飼いたいなー。。」と思い始めたから。
それからはシマリスの色々なことを調べ、実際に飼育しながら気がついた事や学んだ事をこのブログに書いています♪
そこで今日は、シマリスって【日本に年間どのぐらい輸入されているんだろう?】というお話です^^
輸入
そもそも。。
【シマリスは輸入動物】だという事はご存知でしょうか?
今現在、日本国内にいるシマリスのほとんどは中国からの輸入です^^
なのでシマリスは「外来種」。
大きく分けると【チョウセンシマリス】という部類に分けられるのが、昨今日本に入ってきているシマリスなのです♪
輸入数
では、一体日本にシマリスは年間で何匹ぐらい輸入されているのでしょうか?
少し調べてみると、最近の情報が無く平成15年(2003年)というかなり古いデータにはなってしまいますが参考にさせて頂きます。
輸入業者へのヒアリングから、中国から輸入されているリス類の約80〜90%がシマリスであり、シマリスの輸入量は年間30000匹に達すると推定できる。
引用元:リス類の輸入・流通・飼育実態
以上のように、【年間30000匹】ものシマリスが輸入されているようです。
正直、多いのか少ないのかよくわからないんですが。。笑
ただ、こちらも見てください^^
以下は、2008年の報告です。
日本には年間約20000匹のリスがペットとして輸入されており(2008年度)、このうちシマリスはペットとして非常にポピュラーで輸入数も多い。
引用元:外国産ペットの輸入規制問題
と、あります。
減少
ここで重要なのは、先に挙げた情報は2003年なのに対して後に挙げた情報は2008年。
その間は5年間。
この5年の間に、リスの輸入は【約10000匹】減っています。
そしてもう一つ。
後に挙げている2008年度の情報では、
- 20000匹の「リス」がペットとして輸入
- このうち「シマリス」はペットとして非常にポピュラー
とあります。
一見すると「へぇー。。」で終わりそうですが、注目すべきは「このうち」という部分。
要は「リス類」という大きな括りの中の「シマリス」という事。
ですので、シマリスの輸入数は「20000匹よりも少ない」という事ですよね。
「リス類」には他にキタリス・タイリクモモンガも含まれるようです。
そして、今現在の日本への輸入数はもっと減ってしまっているかもしれません。。
飼育数
では、過去に日本で飼育されていたシマリスはどのぐらいいたのか?
そして今現在でどのぐらいのシマリスが各ご家庭で生活しているのか?
というのが気になるところ。。
検証
年間の輸入量にもよりますし、寿命等もあるので今現在の正確な数字というのは難しいですが、参考になりそうな報告があったので記載させていただきます^^
リス類の飼養実態については不明な点が多いが、約1000名(1099名)を対象としたアンケートでは、シマリスに関しては「2世帯のみが飼育中」と回答。
「以前に飼育したことがある世帯」は50件に達した。
引用元:リス類の輸入・流通・飼育実態
1000人中50人が「以前に飼育したことがある」と答えています。
パーセンテージにすると【5%】ということになりますよね?(数字に弱いので間違ってたらすみません。。笑)
さらに「現在飼育中」と答えたのは「2世帯」のみ。
こちらをパーセンテージにすると【0.2%】ということに。。(合ってる?笑)
現在
ただ、以上のデータは10年以上も前の報告となりますので、今現在の国内に存在するシマリスの数は大幅に変わっているものと思われます。
昨今の中国からの輸入数がどのぐらいなのかが気になるところですね^^
上の報告にある流れだと、恐らく減少しているのではないかな?との予想もできます。
仮に減少しているとすれば、今もしシマリスを飼育しているあなたはかなりのレア♪
1000人に2人、500人に1人以下ということですからね^^
脱走
ただ、シマリスの事に関して気になる報告もあります。
それがこちら。。
シマリスを過去に飼育した事がある回答者によると、そのうち16%はシマリスを逃してしまった。。
引用元:リス類の輸入・流通・飼育実態
という内容です。
要注意
これが何故まずいのか。。
先ほども述べたように、シマリスというのは【外来種】扱いとなります。
外来種自体は、海外からの輸入なので特に問題はありません。
しかし、シマリスは外来種の中の【要注意外来生物】という類に分類されています。
これはどういう事か。
率直に【安易な飼育はすべきでない】という括りです。
なので今現在は、飼育をしてはいけないという分類ではありません。
生態系
ですが、このままシマリスの脱走が増えると日本本来の生態系を壊してしまう恐れがあります。
そして何より残念なのは、シマリスが【特定外来生物】の類に入ってしまうかもしれないという事。
特定外来生物として認められてしまうと【飼育禁止】となり、輸入は禁止されてしまいます。
それどころか「シマリスは生態系を壊す」というレッテルを貼られ、野生のシマリスが発見された場合は「駆除・捕獲の対象」とされてしまうのです。
危機
こうならないためにも、シマリスを飼育している方は「絶対にシマリスを脱走させない」という環境で飼育をする責任があります。
以上のことから、シマリスという動物は言ってしまえば【飼育できなくなるかもしれない瀬戸際】にいる動物なのです。
今の段階ではまだ【特定外来生物】とされるには十分な根拠が無く、調査不足であることからセーフな段階。
でも、目をつけられている動物なんですよね。。
まとめ
毎年のようにペットショップに並ぶシマリス。
それが見れなくなるのは悲しいです。
そして、今「シマリスを飼いたい!」と思っている方も、近い将来シマリスが飼えなくなるという可能性もあります。
なので、今現在シマリスを飼育している方々は「シマリスの背景」をよく理解してもらう事も大事な事だと思います.
今シマリスを飼育している方々一人一人がその事を自覚して、シマリスファミリーとして取り組んでいければ、シマリスの未来も明るいのではないでしょうか♪
そして少しでも脱走するシマリスが減り、今後も新たなシマリスファミリーが増える事を願っています♪
僕も、精一杯の愛で「半次郎&小次郎」を守ります^^
PS
ちなみに、【シマリスは外来種】という事を詳しく説明した内容の記事もあるので、もしお時間があれば一度お読みください^^
ではでは。
おしまい。。
I Love Chipmunk…
シマリスについて自由に語ろう♪ I Love Chipmunk