こんにちは。
2匹のシマリスと暮らす「はこじろう」です^^
日々、シマリスと接していると何気ない仕草が本当に可愛くて、思わず見惚れてしまいます。。笑
ケージの扉を開けるとチョコンと手の上に乗ってきたり、肩の上に乗ってきたり。
性格や個体差はありますが、シマリスはそんな風にして懐いてくれます♪
シマリスを飼育している方であれば、その可愛さは十分感じていますよね?
でも、シマリスとの接し方には注意が必要です。
ついつい可愛くて必要以上に触ったり、口元に近づけたりはしていませんか?
犬や猫でもそうですが、シマリスとの接し方にも気をつけなければいけない事があります。
それは、シマリスから人に感染する恐れのある【伝染病】があるという事です。
そこで今日は、【シマリスの伝染病】というテーマでお話していきます^^
伝染病
地球上にはあらゆる動物が存在しています。
そして、その動物にはウイルスや菌も媒介していて、動物を介して人間に伝染する感染症は意外と多いのです。。
なので、まずは。。
「そもそも動物から人間に伝染する感染症って何があるの?」
というところから整理していきましょう♪
動物由来感染症
動物から人間へとうつる感染症を表す言葉の事を「動物由来感染症」と言います。
「人畜共通感染症」という言い方をされたりもしますね^^
まず、感染症がうつる事を「伝播(デンパ)」と言います。
そして、感染源の動物から直接人間にうつる場合の事を「直接伝播」と言い、感染源である動物と人間との間に何らかの媒介物(ダニや蚊など)が存在する「間接伝播」。
以上の二つに分けられます。
もう少し詳しく知りたい方は厚生労働省のこちらのサイトから見てみてくださいね♪
病気
では、実際に動物から人へと伝播する病気はどういった種類があるのでしょうか?
以下に、まとめてみます。
- 狂犬病
- クリミア・コンゴ出血熱
- 鳥インフルエンザ
- 中東呼吸器症候群(MERS)
- ペスト
- ウエストナイル熱
- デング熱
- エキノコックス症
- オウム病
- サルモネラ症
- レプトスピラ症
- カプノファイトサーガ感染症
- コリネバクトリウム・ウルセランス感染症
などなど。
世界には、あげだすとキリがないぐらいの感染症が溢れています。
今回は、シマリスからの感染症がテーマですのでその他の感染症について詳しく知りたい方はこちらからご覧ください^^
シマリスからの感染症
では、今あげたリストの中でシマリスから人へと伝播する可能性のある感染症とは一体なんでしょうか?
それは。。
- レプトスピラ症
- サルモネラ症
の2つになります。
そこで、今回は【レプトスピラ症】についてを調べていきたいと思います^^
【サルモネラ症】については以下からご覧ください♪
レプトスピラ症
では、早速この「レプトスピラ症」。
こちらは主に、【輸入齧歯類】を感染源とする感染症です。
シマリスも主には中国から輸入されている齧歯類ですので、ど真ん中で当てはまります。
「レプトスピラ」という【細菌】によって生じるレプトスピラ症。
齧歯類は、終生レプトスピラを保菌するとされ、感染源として非常に重要で国内患者の多くは齧歯類を感染源にしていると推定されている。
引用元:外国産ペットの輸入規制問題
齧歯類には、常にレプトスピラという細菌が住みついているという事ですね。
さらには、齧歯類から人にも感染しているようです。
そして。。
3年間に26種類512匹の齧歯類の病原体保有調査を実施した。
その結果、25種類中12種類32匹からレプトスピラを検出した。
特に、アフリカヤマネとアメリカモモンガの腎臓に大量の菌が観察され、相当数の排菌(尿などと一緒に病原体を体外に排出する事)が想定された。
引用元:外国産ペットの輸入規制問題
近年ではこのレプトスピラが人間に感染した例で、水辺のレジャーを介した感染が増加しているそうです。
特に、ネズミなどが排出したレプトスピラ菌が川に流れ込むという事例が多く、洪水の後などに川遊びをしている時に人間の体内に侵入して感染するという事例が多数という情報もあります。
症状
このレプトスピラ症。
人間が発症すると以下のような症状が起こります。
- 発熱
- 関節痛
- 血尿
- 乏尿
- 結膜の充血
予防
レプトスピラ症は主には、齧歯類が排出した尿からの感染が多いそうです。
現に、「リスがレプトスピラ症に感染している」との報告もあり、シマリスからしても人ごとではないこの細菌。
シマリスの場合に注意するポイントは、ケージ内のおトイレを掃除する時など。。
「手に傷口がないか」などという事を頭の片隅に置いておいた方がいいかもしれませんね^^
「噛まれる」事にも注意が必要です。
とはいえ、現在の日本では衛生環境も整い、近年での患者数は著しく減っています♪
沖縄での発生が認められているようですが、かなり少ない症例となっています。
まとめ
色々と調べてみると、リスクは決して0ではないシマリス。
日々一緒に暮らしていると、そんな事実があるという事は忘れてしまうぐらいに可愛いですよね♪
でも、そもそも元々シマリスは野生動物。
シマリスを飼育するという事は、「小さな野生と共存する」ということ。
改めて、「こんな病気があるよ!」という程度に頭の中に入れておくことも大切なことだと思います^^
それらを理解した上で、愛するシマリスと接してあげてください♪
PS
ちなみに、飼育しているケージ内の「ウイルス対策」や「おトイレの消臭」などに使えるスプレーについて以下で詳しく書いています。
お時間があればぜひご覧ください^^
ではでは。
おしまい。。
I Love Chipmunk…
シマリスについて自由に語ろう♪ I Love Chipmunk