クルミやドングリなどの堅い殻を、いとも簡単に前歯を使って割るシマリス。
4本指の両手を使って、その中にある実を器用に取り出して食べている姿が何とも愛らしいシマリス。
今日は、そんなシマリスの歯についてお話します^^
22本
シマリスのイメージって前歯ですよね?
上下2本づつの前歯が印象的なシマリス。
でも実は。。
その奥の上下にはさらに18本の歯が存在します^^
前歯のイメージが強いので、知らなかった方は「えっ?そうなの??」となるかもしれませんが、シマリスはちゃんと奥歯でも噛んでいるのです。
ちなみに、シマリスの歯は全部で20本という資料もございますが、これは上顎の前歯が1本か2本の差で変わってくるそうです。
エナメル
シマリスの前歯は、少しだけ黄褐色をしています。
これは歯を守るためのエナメルが生成される過程で、カルシウムなどの成分が取り込まれるからです。
「なんか歯が黄色いんだけど。。大丈夫なのかな。。」
って思っている方。
大丈夫です^^
それで正常なのです。
このエナメル層は歯の外側のみに存在していて、内側にはありません。
頑丈
シマリスの歯はとても鋭く、タイガー期などの時期に本気で噛まれようもんならマジで痛いです。。
元々、象牙質の歯なのでシマリスの歯はとても頑丈。
そこに外側のエナメル、内側はセメント質となっているので、まさに堅い物をカチ割ってください!というような最強の歯を持っています。
トラブル
時々、シマリスの口元に目をやると、何やらモゴモゴと動かしている時があります。
「ん?なんだろう。。何してるの?」
と、見ていると上下の歯を擦り合わせて研いでいるのです。
「カリカリカリ・・・」
という音なのですが、そうやって自分で歯の調整をしているのです^^
シマリスだけではなく、齧歯類の歯というのは放っておけば伸び続けます。
歯が伸び続けてしまうと噛み合わせが悪くなり、最悪の場合はご飯が食べれなくなってしまいます。
そうなると動物病院などへ連れて行き、歯を少し削ってもらったりというような対処が必要になります。
そうならないために、シマリスはあえて堅い木などをかじる事が多々あります。
堅いものを噛むことにより、自然と歯も削られてバランスが保てるのです。
まとめ
僕もシマリスを飼育するまでは、リスのイメージは完全に前歯のイメージで2本しかない物だと思っていました。
まさかその奥に22本も歯があったなんて。。
知ってビックリ。。笑
【シマリスの不思議や謎】というのはまだまだ知らない事もたくさんあると思いますし、日々2匹のシマリスと接していると新たな発見が連続の日々。
また、何か気がついた事があったら書いていきまーす^^
ではでは。
おしまい。。
I Love Chipmunk…
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