こんにちは。
2匹のシマリスと暮らす「はこじろう」です^^
突然ですが。
【シマリスの歯は伸び続ける!】
って知っていますか?
そして伸び続けた歯を放置してしまうと、大変なことになってしまいます。
シマリスを飼育する上で、必ず知っておかなければいけないこと。
それが【不正咬合】です^^
今日は、大事な大事な【シマリスの歯】についてお話していきます^^
歯の成長
シマリスには切歯と呼ばれる前歯があります。
リスといえば、前歯のイメージが強いという方も多いかと思います。
シマリスにとって前歯は生きていくのに非常に重要で大事な役割を果たしています。
例えば、クルミやドングリといった堅い殻に覆われた食べ物の中身を食べる時も、この前歯があるから割る事ができて、中身を食べる事ができるのです^^
さらにシマリスの前歯は上下に2本づつ生えていて、この切歯(前歯)が【一生伸び続ける】という性質があります。
生きている間は伸び続け、【1年間に20cm】も伸びると言われています。
その事を知っておかないと、後で大変なことになるので頭に入れておいてください^^
トラブル
では、シマリスの歯が伸びすぎてしまうと一体どうなってしまうのか?
具体的な例を挙げていくと、以下のようなトラブルが起こります。
- 不正咬合(フセイコウゴウ)
不正咬合とは、シマリスの切歯である前歯が伸び過ぎることにより起こるトラブルです。
シマリスの前歯は丁度いい長さが保たれていれば、上下の前歯が擦れあった時の摩擦で、自然に適度な長さになります。
しかし、上下どちらかの歯が伸びすぎてしまうと、噛み合わせが悪くなり、摩擦が起きずに伸び続けてしまいます。
それがひどくなると。。
- ご飯を食べられない
- 口が閉じられない
などの症状が出てきてしまいます。
伸び続ければ噛み合わせが合わなくなり、ご飯も食べれなくなります。
そして伸び続ける前歯は少しづつ内側へと湾曲していき、口の中を傷つけたり、下の歯が鼻に当たるほど伸びてしまい、口が閉じられないという症状が出る事も。。
原因
不正咬合になる原因として挙げられる主な理由は以下になります。
- 柔らかい物ばかりを食べている
- ケージや金網をかじる
シマリスは普段からクルミなどの堅いものを自分の歯で割って食べる動物です。
本来であれば「堅いものを噛む」というその過程において自然と歯が研がれ、削れていくものです。
しかし、飼育環境で毎日柔らかい物ばかりを食べていると、歯が削られる機会がなくなり、伸び続けてしまいます。
そして、お外に出たいアピールかもしれませんが、ケージや金網などを齧り続けることによって、歯根が変形してしまったり、炎症が起きて歯の形成に影響を及ぼす事があります。
対策
なので、まずは不正咬合にならないようにするために飼い主ができる事をしっかりとやってあげましょう。
- かじる用の木を設置
- 堅い食べ物を定期的にあげる(クルミやドングリなど)
という対策をしてあげてください。
ケージ内に以下のような物を設置してあげると、シマリスが定期的に噛み、歯のトラブルの予防に役立ちます^^
ちなみに、うちの半次郎君の小屋に入れておいたなんでもない木なのですが。。
最初はこんな感じだったのが。。
数ヶ月経過した頃にはこんな感じ。。
「凄くないですか?」
激しい時は、ずーっとひたすらガジガジガジガジ齧ってます。。笑
でも、こんな風に入れておいてあげると不正咬合の予防には役立ちますね^^
音はうるさいけど。。笑
対処法
しかし、この不正咬合。
厄介なのが、一度なってしまうと完治は難しいと言われている部分です。
一度なってしまうと歯並びなどのバランスが悪化し、伸びるペースや長さが変わってしまいます。
ですので、不正咬合になってしまった場合は動物病院などに定期的(2週に一度〜1ヶ月に一度)に通い、歯切りをしてもらわないといけません。
アンバランスに伸びている前歯を調節してもらわないといけないのです。
口の閉じ方や、歯が口から飛び出ていたり、頬袋に入れていた物がポロポロ落ちているというような場面が続くと要注意。
日頃から注意深く観察してみてください。
まとめ
ペットを飼育していると大なり小なり何かしらのトラブルというのは起こる物です。
大切なのは初動。
いかに早く気づいてあげて、どれだけ早く対処できるかが全てだと思います。
毎日触れ合う事で体の変化や、気性の違いを敏感に感じてあげる事が凄く大事。
そこには動物からの様々な合図やサインが隠されています。
それらに気づいてあげられるように、たくさんの愛情を注ぎながら見守ってあげられるように努力しましょう^^
いつまでも健康でいてもらえるように、そして変化に気付けるようにしたいですね。
ではでは。
おしまい。
I Love Chipmunk…
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