シマリスは物凄くかわいい動物です。
シマリスを飼育している方なら十分にお分かりだと思いますが、シマリスを飼育していない方でも、「シマリス」と聞けばパッと浮かぶイメージがあると思います。
そのどれもがきっと「かわいいイメージ」ですよね?
でも、実際はどうなのよ。。。
と、聞かれると。。
「半端じゃなくかわいいのです。。笑」
ですが、シマリスには理解して受け入れてあげなければいけないタイガー期と呼ばれる【独特な生態や習性】があるのも事実です。
今日は、そんな【タイガー期の対処法】についてのお話^^
タイガー期
シマリスは、1年の中で気性の波がある【季節変身動物】と呼ばれています。
主には秋から春にかけての、気温が下がり寒くなる時期。
秋になると、寒い冬を乗り越えるためにシマリスは冬眠の準備を開始します。
冬眠中に巣穴の中で食べる用の食料を自分の巣の中に大量に溜め込み、天敵や他の動物などに食料を取られぬように必死に守ります。
自らの命、そして食料や巣を守るために攻撃的なモードになり、近寄ってくる相手には容赦無く襲いかかります。
それが、【タイガー期】です。
詳しくは以下に書いてありますのでご覧ください^^
このタイガー期というのは、冬眠と共にシマリスが厳しい自然環境を生き抜くために身につけた知恵とも言えます。
そしてそれは飼育しているシマリスでも同じ。
対応
「じゃあ、タイガー期になってしまったら一体どうすればいいの?」
という疑問が湧いてくるのも当然ですよね?
結論から言わせて頂くと。
【ソッとしておく。】
これしか無いのです。
「見守ってあげる事」がこの時期の彼らにとっては、何よりも一番の愛情。
無理に触ろうとしても本気で噛み付いてきますので、痛くて思わず振り払った時などにシマリスがどこかにぶつかって怪我をするという事もありえます。
今までは物凄く懐いていたのに、ある日突然攻撃モードに突入するのでびっくりするかもしれません。
でも、これが本来のシマリスの姿なのです。
アイテム
ただ、いくら「ソッとしておく」とは言っても毎日のご飯を変えてあげたり、ケージのお掃除などもしてあげなければいけませんよね?
そんな時、強いて言うならタイガー期の対策として【必要なアイテム(あった方が助かる)】などは存在します。
その一つがこちら。
【ペット用の手袋】
噛みつかれても痛くないような分厚い手袋です。
タイガー期になる前であれば素手で大丈夫だったかもしれません。
でも、タイガー期のシマリスは本気で噛み付いてきますので、素手ではきついです。。
そして手だけではなく、腕や肩の方まで登ってきて噛み付いてくる事もありますので、長袖着用をオススメします。
その際もピタッとしているお洋服よりは、噛まれたり汚れたりしてもいいダボっと多少余裕のある服の方がよろしいかと。。
シマリスの歯はかなり鋭いです。。
僕は3〜4mmほどの厚さのある革のグローブを使用していますが、場所によってはそれでも貫通してきます。
傷つきたくなければ是非ご準備ください^^
ケージ
そしてもう一つはメインのケージとは別の小さめのケージです。
これに関しては、シマリスが勝手に遊んでいられるようなスペースがあるご家庭の場合は問題ないかと思います。
ですが、タイガー期のシマリスは自分のケージ(家)を荒らされる事を激しく嫌がる子もいます。
その場合、外で遊んでいてもどこからかその様子を伺っています。
飼い主であろうとケージを掃除している姿を見て、もしかしたら「お家を荒らしてる!」と思ってしまっているのかもしれません。。
そうなると一目散に帰ってきて、またまた全力で噛みついてきます。。
ですので、様子を見てあまり激しいようであれば、タイガー期のお掃除中専用の待機場的なイメージで別の小さめなケージがあると良いと思います^^
このようなイメージですね。
シマリスが帰って来れなくて、ちゃんと捕まえることができるようなスペースや場所があれば全くいらないと思います。
ですが、タイガー期のシマリスは一度逃げられてしまうとそれはそれでかなり厄介なので頭の片隅に入れておいてください。
まとめ
以上のように、シマリスという動物を知れば知るほどいろいろな一面を持つ動物だということがわかるかと思います。
でも、それも含めてシマリスなのです。
厳しい環境で生きるために必死に暮らして、食料などを調達するためにあらゆる場所を走り回っていたり。。
自分よりも何倍も何十倍も大きな相手に怯まず襲い掛かったりしている姿を見ていると、「あんなに小さな体のどこからそんなエネルギーが湧いてくるんだろう。。」と、驚かされることばかり。。
シマリスは本当に不思議でかわいい動物です♪
でも、タイガー期で凶暴になっていても、物凄い勢いで襲い掛かってきても、どこか可愛く愛らしく見えてしまうのがシマリスなんですけどね^^
お互いにいい距離感を保ちながら、春になってまた人懐っこいシマリスに戻るのをソッと待ちましょうね。
ではでは。
おしまい。
I Love Chipmunk…
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